2008.11.09 Sunday
棚田復活ワークショップ
今後の遊休農地活用を考えるために、都市の方と体験型のワークショップを開催しました。 増富の御門という集落は、谷間に棚田が広がるとても景観の美しい場所です。棚田になっている田んぼは、一枚一枚の面積が狭く、トラクターが入れなかったりする場合もあるので、遊休化しやすい傾向があります。県道沿いにある荒れてしまった棚田を復活させて、体験をともにした中で今後の活用計画を考えよう、ということでワークショップ行ないました。 鎌で生い茂った草を刈っていきました。 地元の方は、刈り払い機やチェーンソーを持って出動。 こちらの方は、80歳を超えています。 何年も使われていなかったので、木もはえていました。 約2反の田んぼの草を刈りました。 その後、公民館でこの後の活用方法についてディスカッションしました。 栽培の過程の一部を都会の方が体験し、日々の管理を地元で行なう方法でたとえば、「企業の畑」として体験イベントや研修を行なったりするなどのアイディアが出ました。 最後の御門集落に住む農業委員の方の言葉が印象的でした。 「・・・少し前までは、『農地は先祖代々受け継いできた大切なものだから、荒らしていても絶対に人に貸すものではない』という考え方だったけれども、『使ってもらったほうが良い』という考え方に変わってきている。こうして、御門部落に、こんなに大勢の人が都会から来たということは、これが初めてだと思います。遠くから来てくださってありがとうございました。 私たちは井の中の蛙です。井の中の蛙というものは、外の世界を知りません。今日、大勢の方が遠くから来てくださって、こうして作業を一緒にできたことはとてもうれしいけれども、すぐに友人として迎えることができません。そこのところをご理解ください・・・」 増富はバリバリの『限界集落』です。 市の農政課の方の言葉も印象的でした。 「・・・日本全国過疎地域は『限界集落』になっていると言われていますが、本当の限界集落は都会のど真ん中でしょ。誰も人が住んでないじゃないですか。完全にコミュニティーが崩壊してしまってますよね。田舎はまだコミュニティー機能が維持されてるから限界じゃないですよ。じいさんばあさんががんばってるから。・・・」 「私は都市も農村もお互いに限界が来ていると思う。農村は経済が限界で、都会は命(生命)が限界だと思う」とNPOの代表は言っていました。 都市も農村も問題を抱えているのは、同じだと思います。 お互いに自分の問題にはなかなか気づけませんが、それをお互いが自覚して、持っているいいものを活かして、フェアな関係で解決していこうとすることで、本当の交流ができるのではないかと思います。 |









